
こんにちは!フユ将軍と申します。今回は、playstation hitsにも抜擢された名作『Bloodborne』(ブラッドボーン)のレビューをしていこうと思います。
ブラッドボーンってどんなゲーム?
ブラッドボーンは2015年にフロムソフトウェアによって開発され、ソニー・コンピューターエンタテインメントによって発売されたアクションRPGゲームです。
対応機種はps4のみとなっています。
ゲーム面は、同じくフロムソフトウェアが開発した『Demon’s Souls』や『DARK SOULS』シリーズと似たアクションRPGで俗に言う「死にゲー」となっており、他作品の「ソウル」にあたる「血の遺志」によるレベルアップや品物購入、ステージごとに立ちふさがる強力なボスなどと共通する点が多いです。
プレイヤーは獣狩りの夜を渡り歩く狩人となり、獣の病が蔓延した街ヤーナムを冒険することになります。
また、発売された同年に有料DLCコンテンツ『Bloodborne The Old Hunters』も配信されており、狩人の冒険はさらに奥深いものとなっています。
ブラッドボーンの良い点
魅力的な世界観!

ブラッドボーンの魅力といえばまず圧倒的なまでに作り込まれた世界観が挙げられるでしょう。
物語序盤は19世紀のヨーロッパのような風景を色濃く映したゴシックホラーが展開されつつ、そうした景色の裏に様々な組織の存在や獣の病などのキーワードが見え隠れし、ストーリーへの没入感が増幅されます。
また、物語後半からは獣や中世の街並みといったゴシックホラーからジャンルが離れ、『クトゥルフ神話』のような宇宙的恐怖(コズミックホラー)が展開され、ストーリー自体が一気に神秘的な世界観に変わることも特徴です。
この二種類のホラージャンルがかけ合わさって構築された世界観が、ブラッドボーンの大きな魅力の1つと言えるでしょう。

クトゥルフ神話をオマージュしたであろうコズミックホラー要素は非常にクオリティが高く、その手のジャンルが好きな方にはたまらない出来です。
スタイリッシュな戦闘!


ブラッドボーンの戦闘は、似たシステムである「ソウルシリーズ」のどの作品とも違ったものではありますが、非常に馴染みやすく、快適なものとなっています。
まず他作品では存在した移動に関するマイナス要素がほとんど撤廃されていて、移動や攻撃の回避にストレスがかかりません。
こちらの攻撃の速度も速く、回避の性能も高いため、敵の周囲を駆け回ってヒット&アウェイで戦うスタイリッシュな戦闘が楽しめます。
プレイヤーは二パターンの形態を変化させて戦う「仕掛け武器」を右手に、水銀弾というアイテムを消費して弾丸を放つ「獣狩りの銃」を左手に装備するのですが、これも戦闘に変化をもたらします。
仕掛け武器は種類こそ少ないものの、どれも優秀なものばかりで、完全下位互換のような武器は存在しません。形状もユニークなものが多く、武器を振るうだけでも楽しいです。
獣狩りの銃は敵の攻撃タイミングに合わせて発射することで体勢を崩し、そのまま通常よりも大きなダメージを与えることができる「内蔵攻撃」に繋げることができ(ソウルシリーズでいう「パリィ」にあたる要素)、戦闘において非常に重要なものとなっています。
充実したエンドコンテンツ!

ブラッドボーンには、ランダムで形状が変化するダンジョン「聖杯ダンジョン」という要素があり、これが本編終了後のエンドコンテンツとして非常に歯ごたえのあるものとなっています。
聖杯ダンジョンの深部にはボスが配置されており、本編には出現しなかったダンジョン限定のボスとも戦うことができます。
また、ブラッドボーンでは「血晶石」という武器を強化することのできるアイテムがあり、聖杯ダンジョンではこの血晶石を集めることができます。
血晶石の効果は様々なものがあり、高みを求め始めたらキリがありません。
発売から5年経った今でも、自分の理想通りの血晶石を求め続ける「地底人」と呼ばれる方々もいるくらいなので、エンドコンテンツの質は最早語るまでもないでしょう。
完成度の高いDLC!
ブラッドボーンには有料DLC『Bloodborne The Old Hunters』が存在しており、これもこのゲームを味わい尽くすために必要不可欠なものとなっています。
プレイヤーはこのDLCで本編とは別の世界を冒険することになるのですが、その世界が本編ストーリーの過去にあたるのです。
ブラッドボーン単体では明かされることのなかった真実や過去を、作り込まれたステージや強力なボスの攻略とともに体験していくことができます。
また、追加される要素はストーリーだけではなく、新たな仕掛け武器やアイテムなどといったものもあるので、本編をさらに楽しめるようになることも特徴です。
世界観とは多少ズレが生じてしまうため人によって好みは分かれますが、豪華声優陣による日本語吹き替え機能も追加されるのでこちらも嬉しいところです。

DLCのあるなしでブラッドボーンの面白さがかなり変わってくるので、個人的にはほぼ購入必須です。
ブラッドボーンの良くない点
高すぎる序盤の難易度…
ブラッドボーンは高難易度ゲームですので、難しいこと自体は当たり前なのですが、いくつかの理由によって序盤の難易度が異常なレベルにまで達してしまっています。
例えば、序盤のボスが強力であること。ストーリーを攻略するうえでは最初に戦うこととなるボス「ガスコイン神父」がいるのですが、このボスが非常に強力。
ガスコイン神父攻略達成の証であるトロフィーの取得率は、現在50%を下回っています。
通常のゲームであれば、序盤のボスは弱めに設定することが定石で、そこから段々とゲームの操作感を掴ませていくものですが、ブラッドボーンはそうではないため中々クリアできないからと脱落してしまう方が多いのです。
もちろん何度も挑戦し続ければ決して勝てない相手ではないのですが、こういった理由からブラッドボーンの序盤は難易度が高すぎると言われてしまうのも事実です。
また、回復アイテムである「輸血液」が有限で、物語序盤だとカツカツになりやすいといったシステム面の理由もあります。
ホラー耐性やグロ耐性がないと大変…
ブラッドボーンはゴシックホラーやコズミックホラーを題材としているので、流血表現や気色の悪い敵モブなどが多々あります。
冒険するステージもあちらこちらからうめき声が聞こえてきたり、全体的に暗かったりと恐怖を煽ってきます。
そういったものが苦手な方にとっては攻略すること自体が苦痛になってしまう恐れがあるため、プレイする前に検討した方がよいでしょう。
フロム恒例⁈説明不足…
ソウルシリーズではよく言われる「説明不足」ですが、ブラッドボーンでもそれは存在しています。
ブラッドボーンの説明不足はソウルシリーズとは違いストーリーに強く現れており、本編をクリアしてもストーリーの大筋がわからなかったという方もいるほどです。
ある程度はDLCで補完されたりしますが、それもどちらかというと世界観の補完であるため、本編での主人公の冒険についてはほとんど語られません。
ただプレイするだけではブラッドボーンのストーリーを完全に把握することはできないでしょう。
ただ、ブラッドボーンはストーリーが不透明ではありますが世界観の作り込みは緻密かつ繊細であるため、プレイヤー自身でストーリーを解き明かそうとする「考察」の人気が非常に高いです。
そのため、説明不足は単なるマイナスな点ではないのかもしれません。

ソウルシリーズでも考察は人気でしたが、ブラッドボーンはそれ以上に盛り上がっていた印象です。
PS5があれば無料でプレイできる⁈
発売を目前に控えたPS5ですが、このハードで入会できる定額制のサービス「PlayStation Plus」、その加入者特典として無料でプレイできるゲームの中にブラッドボーンが含まれているようです。
さらに、ps4時代よりもロードスピードやフレームレートの向上などがあるとのこと。
ps5を手に入れることができた際には是非プレイしてみてください。
まとめ
今回は、『Bloodborne』について、僕なりにレビューさせていただきました。
このゲームは発売されてから何年も経っておりますが、今でもプレイしている方をよく見かける不朽の名作であると僕は思います。
playstation hitsに抜擢されているため、値段が安く気軽にプレイしやすいといった状況も人気に拍車をかけているのかもしれませんね。
ps5では無料でプレイできるようになるらしいので、これからも人気のゲームとして名を上げ続けることでしょう。
それでは、また次の記事で。
コメント